鋼製型枠製作

戸田工業㈱札幌工場

鋼製型枠製作

戸田工業㈱札幌工場

会社紹介

外国で働いてみたいという想いを抱いて
外国で働いてみたいという想いを抱いて
戸田工業㈱は大阪府に本社を構え、約50年にわたり鋼製型枠の製造を行っている会社です。鋼製型枠と聞いてピンとこない方もいるかと思いますが、実は生活基盤として欠かせない橋や鉄道を製造する上で、とても大事なものなんです。
「鋼製型枠とは、橋や鉄道、建築物に必要なコンクリートを用途に合わせた形にするための鋼(はがね)製の型枠のことです。この型枠がないと、コンクリートを思い通りに成形できません」と、このように教えてくれたのは、ここ札幌工場で特定技能外国人として働くミャンマー出身のアウンカアンウーさん(以下ウーさん)です。2014年に日本の技術を学ぶため来日し、今では先ほど説明をしてくれたように、日本語もとても流暢にお話してくださいました。まだ大学生でミャンマーにいた頃、将来何をやりたいかを考えた時に「外国で働いてみたい」という想いを抱き日本へ来て、縁があって戸田工業へ入社。そして恵庭での生活がスタートしたのです。
欠かせないのはコミュニケーションとチームワーク
欠かせないのはコミュニケーションとチームワーク
ウーさんは技術職として鋼製型枠の製造、主に鉄と鉄をつなぎ合わせる溶接を担当しています。「入社した頃は、まだ分からない日本語も多かったので日本語を覚えることが一番苦労しました。でもそんな私に先輩たちは本当に優しく、その時分かる言葉で教えてくれました」。札幌工場には10〜30代の社員が全体の約半分と、ウーさんの年齢に近い若い方も多く仕事でもプライベートでも良い関係を築いているそうです。
「ウーさんは持ち前の優しい性格から後輩からも慕われていて、会話をしている彼らの表情を見ているとお互いに本当に心を開いているのがわかるんですよね」と、話してくださったのは、工場長の奥野裕司さんです。大きなものになると数十メートルにもなるという型枠。もちろん一人ではなく、チームを組んで製造を行うのですが、その時欠かせないのがコミュニケーションとチームワーク。これらの心配は奥野さんには無さそうです!
近年では国内のみならず、海外にも進出している戸田工業㈱の技術。実は以前こんなことがあったとウーさんが教えてくれました。「実は少し前にミャンマーのお客様のために型枠を製造したことがありました。納品する時は私がミャンマーに行ったのですが、それはとても嬉しい経験でした」と、笑顔で教えてくれました。遠く離れた日本で暮らし、そこで自らが携わった製品を母国に届けることができたのは、とても喜ばしいことだったでしょう。最後にこれからの目標を聞いてみたところ「もっと日本語も溶接などの技術も勉強し、資格を取って、仕事の幅を広げたいです!」と、力強く答えてくれました。

会社情報

事業内容鋼製型枠製作
所在地恵庭市戸磯345-15
電話番号0123-32-2177
設立年1966年
従業員数40名(札幌工場
Webサイトhttps://www.toda-mold.co.jp

Company Message

奥野裕司
いわゆる普通の鉄工所とは異なるモノをつくる会社なんです

取締役札幌工場長 営業部長兼務 奥野裕司

当社のように鋼製型枠を専門的且つこの規模で製造している企業は全国的にみてもそう多くありません。これまで50年以上にわたり培ってきた技術そして製品は国内、さらには世界にも誇れるものですし、これからも建築・建設業界を支える会社でありたいと思います。また、若い世代が多い会社ですので、仕事を楽しみ、成長することに喜びを感じられるように働いて欲しいと思っています。