鋳物製品・鉄製品加工

㈱石黒鋳物製作所

アスファルトプラント設計・製作・据付施工、ベルトコンベア設計・製作・据付施工等

㈱石黒鋳物製作所

会社紹介

鋳物(いもの)製品だけではないんです。
鋳物(いもの)製品だけではないんです。
すごく広い敷地には、たくさんの鉄骨のような部材がキレイに並んでいます。高い屋根の工場からは、金属を加工するさまざまな音が聞こえてきます。外からはわからなかったのですが、どんなお仕事なのか丁寧に教えてくれたのが田中輝貴さん。「鋳物(いもの)って何かわかりますか?簡単に言うと『型』に溶かした金属を流しこんで成型する製品です。弊社ではマンホールなどを製造しています。ただ、ここ恵庭では、アスファルトプラントの修理やスキー場のゴンドラやリフトの支柱製作を主にやっています」。スキー場の支柱!北海道ではお馴染みのものが、恵庭市でつくられていたなんて!そんな会社に田中さんはなぜ入社を決めたのでしょうか。「出身は江別市で、札幌工業高校に進学しました。授業で溶接を学んで『自分に向いてる!楽しい!』って思ったのが理由でした」。社名からは溶接や工業製品に携わる会社と想像できませんが、やりたいことができる会社を見つけられたのは、運命的だったのかもしれません。
長く続けて、技術を磨いて高めていくという面白さ。
長く続けて、技術を磨いて高めていくという面白さ。
工場勤務って、職人さんがいっぱいで、素人からすると怖い職場なのかな…と思っちゃうのですが…と尋ねたところ「いえいえ、そんなことないですよ!確かに60代・70代の尊敬できる技術者もいっぱいいて、最初は緊張するかもしれないですけど、若い先輩たちもいますから、しっかりと教えてもらえました。工場長も30代ですしね」。新人のころはめちゃくちゃ失敗もしましたよ!と笑う田中さん。ものづくりの楽しさをこう語ります。「ウチは大量生産品をつくる仕事じゃないから、ホント面白いんですよね。それにできたものを現場に設置しに行く仕事もありますから、ずっと工場勤務じゃないのもいいところです。いろんな景色を見られるんですよ」。大きなものなので、運搬することも考えながらつくるのも面白さと難しさのひとつだとか。会社の良さも併せて聞いてみます。「仕事の状況にもよりますけど、残業はほとんどないですし、休みの日は会社の人とバイクでツーリングに行ったりして楽しんでます」。金属加工・溶接の技術は身についたら一生ものの技術、それだけに奥が深く、学び続けていかないといけないそう。田中さんは若い世代にこうメッセージを送ります。「ものづくりに興味のある人であれば、ぜひ一緒に働きたいですね。大変なこともいっぱいあるけど、技術が身についていくっていう成長は、必ず自分のためになると思うんですよね」。事務所のみんなからも笑いながら声をかけられる田中さん。これからこの工場を引っ張っていく一人になっていくことは間違いなさそうです。

会社情報

事業内容鋳物製品・鉄製品加工
所在地恵庭市北柏木町3丁目51番
電話番号0123-32-3788
設立年1946年
従業員数24名(男21名・女3名)
Webサイトhttps://www.ishiguro-imono.com/

Company Message

佐藤秀明
人材を育てていくことが、 ものづくり企業の原点。

専務取締役 佐藤秀明

妹背牛町で主に鋳物製品を、奈井江町で塗装や部品の組み付けなどを行い、恵庭市では舗装用プラント機器やスキー場の支柱などを扱っています。貝ガラをリサイクルする設備の設計、施工もしました。興味がある方は気軽に工場見学にお越しください。先日いらした方は、自分で金属を加工して道具箱を製作する体験をしていただきました。ものづくりに興味がある方に、当社を知っていただけたら嬉しいですね。